CB750FにXJR1200ステムを装着 その12013年05月28日


CB750FにXJR1200ステムの移植依頼です。
ベアリングレースを打ちかえれば装着可能と聞いていたので、まずはフレームのレースを取外し、XJR用に打ち替えます。



ベアリングレースを取り外すには専用の特殊工具があるのですが、今回はちょうど良いサイズの工具がありません。
そこで丸い鉄の棒でコンコンとたたいて外すのですが、CB-Fの場合はステムパイプの内部形状により丸棒がレースに引っかかりにくく、下側のレースが外しにくい構造です。
そこで作業がしやすいよう、首を細く加工した特殊工具を使って再度チャレンジしたのですが、何度もたたくとご覧のように先が丸まってしまいます。
こうなると、よりベアリングレースに引っかかりにくくなり、さらに何度もたたくという悪循環に陥ります。



そこで、こんな工具を作製しました。



先端はこんな形状です。
べリングレースに接触する部分には皿ネジをねじ込んであります。
これが形状的にも良くて、しっかりとべリングレースのふちに引っかかり、押し出してくれます。
また先端が傷んでくれば皿ネジを交換し、常に鋭利な状態を保つことが可能です。



「今までの苦労は何だったの?」って言うくらい、短時間で外れました。



CB-F用のベアリングレースが外れたので、XJR用のレースを打ち込みます。
CB-F用はテーパーローラーベアリングですが、XJR用はボールタイプです。



CB-F用とXJR用のレースの外径は同じなので、そのままCB-Fのフレームへ打ち込み可能です。
アッパー側を打ち込んで…



アンダー側も打ち込み完了。



XJRステムのステムシャフト長もちょうど良く、あっけなく取り付けでできました。



ステムの取り付けだけなら簡単ですが、ここからが色々と大変です。
まずはステムのハンドルストッパーを削除し、新しいストッパーを取り付けます。



ステムのキーシリンダー取付け部分を切断し、丁度良い位置で溶接。
これでCBのキーシリンダーが取付け可能になり、ハンドルロックも機能します。



表から見るとこんな感じ。



作業完了です。
ライトステーやメーターの取付け加工はお客様が自分でするとの事なので、このまま納品です。


CB750FにXJR1200ステム移植(キーシリンダー取付加工、ハンドルストッパー加工含む)
(参考価格¥33,000)

※参考価格には加工検討技術料、図面作成費等を含んでいます。
※参考価格は税抜価格です。
※作業内容により価格は変動します。各作業内容の価格は参考価格ですので、あくまでも目安としてご覧下さい。